Quiz9:
赤ワインと白ワインは誰もが知るワインの色だが、通称、俗称として使われていないワインはどれ?
A:灰色ワイン
B:緑ワイン
C:黒ワイン
D:紫ワイン
E:黄ワイン

Answer:
D:紫ワイン
灰色ワイン:
黒ブドウを用いて白ワインの造り方をした場合に出来上がるワイン。
アメリカではブラッシュワインと呼ばれ、皮のまま黒ブドウを搾ることで少し色が付くために灰色っぽくなる。
緑ワイン:
ポルトガルで造られる微発泡性のワイン。
ヴィーニョ・ヴェルデと呼ばれるもので、若摘みされたブドウが使われます。ヴェルデは「未成熟な、若々しい」という意味であり、糖度が低いブドウを使うため、アルコール度数も8〜9%程度と低めであり、フルーティにごくごく飲めるためか、アメリカで爆発的に売れています。
黒ワイン:
パーカーの好みのワインを黒ワインと呼ぶことがよくあります。
パーカー好みの濃くて、重くて、渋いワインのことで、このように造るとパーカーポイントが上がるということから世界中で造られています。
また、まったく別の切り口で、フランス南西地方のカオールでコット種(マルベック)を用いて造られるワインを黒ワインと呼びます。
このワインは、色素成分であるポリフェノールが一般の赤ワインよりかなり多く含まれることにより、濃密な色が生まれ、黒に近い色となります。
黄ワイン:
フランスのジュラ地方で造られる「ヴァン・ジョーヌ」と呼ばれるワイン。
シェリーと同様に産膜酵母の影響を受けて造られる酸化した香りが特徴的なワインです。サヴァニャン種が用いられ、生産の難しさや生産量の少なさから高価なものが多く、なかなか飲んだことがある人がいません。ボトルも独特で、中国の紹興酒とも類似性をもつような面白いワインです。