クリュ・ブルジョワの意味/解説
(Cru Bourgeois)
フランス・ボルドー地方のメドック地区において、「1855年メドック格付け」に入らなかったシャトーが独自に設けた格付けを指します。
1932年に最初の格付けがあり、何度かの改定後、最新の格付けは2003年6月にありました。しかし、格下げされた生産者からの抗議があり、2007年からこの名称が使えなくなってしまいました。ところが、2010年から復活。新たなクリュ・ブルジョワは格付けではなく、独立した機関による品質検査に合格すれば、ラベルに表示できることになりました。そして2008年ヴィンテージが審査にかけられ「Crus Bourgeois」表記のワインが市場に出回ることになりました。
いずれにしろクリュ・ブルジョワのワインは、質的には格付けシャトーに匹敵するものも多く、総じてコストパフォーマンスの高い素晴らしいワインです。