ワイン名
シャトー・ムートン・ロートシルト
Chateau Mouton Rothschild
Contents
エピソード
第1級への昇格 〜唯一国の格付けを変えた存在〜
ムートンはフランスボルドー格付けにて唯一昇格が許されたワインです。
その象徴として1973年を境に製造年でエチケット(ラベル)に書かれているメッセージが異なります。
①1973年まで
Premier ne puis, second ne daigne, Mouton suis
第1級たり得ず、第2級を肯んぜず、そはムートンなり
②1973年以降
Premier je suis, Second je fus, Mouton ne change
今第1級なり、過去第2級なりき、されどムートンは不変なり。
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シャトー・ムートン・ロートシルトの第1級への昇格
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ワイン詳細
国 | フランス |
地域 | ボルドー ポイヤック |
格付け | メドック 格付 第一級 |
所有者 | バロン・フイリップ・ド・ロートシルト社 バロンヌ・フイリッピーヌ・ド・ロートシルト |
畑面積 | 75ha |
平均樹齢 | 45年 |
植栽密度 | 8,500本/ha |
収量 | 40hl/haから50hl/ha |
土質 | 表土は砂利質、下層は鉄盤層 |
収穫 | 手摘 450人から500人体制 2日から3日間で収穫 12kg籠 |
タンク | 木製タンク 30年から40年使用 |
新樽比率 | 100% |
発酵 | 15日から25日間、30℃ |
樽熟成 | 19ケ月から22ケ月 |
コラージュ | 卵白 |
濾過 | しない |
年間平均生産量 | 300,000本 |
ヴィンテージ
1985年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2015年まで |
パーカーポイント | 90点 |
パーカーコメント | シャトーの側では1985年を1959年と比較しているが、1989年や1962年、1953年の方が似ている。 豊かな、複雑な、十分に成長したブーケはアジアのスパイス、香ばしいオーク、ハーブ、完熟した果実を思わせて、素晴らしい。 味わってみると、これまたリッチで、外向的で、余韻が長く、セクシー。 1985年のオー・ブリオンやシャトー・マルゴーの次に格付けされる。 食欲をそそる、大胆な香りのするムートンを探している方は他のヴィンテージを探して頂きたい。 なぜなら飼いならされた、外向的な、中量級の、エレガントなワインだからだ。 十分な飲み頃になっているが、後15年は持ちこたえる能力もある。 最終試飲2001年12月 |
1986年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2060年まで |
パーカーポイント | 100点 |
パーカーコメント | 非常に凝縮感のある、重々しいムートン・ロートシルトで、スタイルではなく品質の点で1982年、1959年、1945年のワインに比肩する。非の打ちどころなく造られており、未だに幼児期にいる。 興味深いことに、1998年にブラインドで供されたマグナムは、48時間前に抜栓・デキャントしたと言うのに樽出しサンプルのような味がしたのだ! 最低でもあと15年~20年はセラーで寝かせておく必要があるのではないかと思うが、50年から100年!は持ちこたえられるだけの潜在能力がある。 最近のヴィンテージには法外な高値が付いているので、これでもまだ高級ワイン市場では『比較的お買い得品』のように見えるかもしれないが、このワインがやがて十分な飲み頃になった時、お酒を飲めるほどに健康でいられる読者諸氏はどれほどいるのだろう。 特徴は隠そうとしても隠しきれない。 純粋なムートンらしく、クレームドカシスは豊富に感じられ、純粋さは心浮き立つようだ。 畏怖の念を抱くほど何層ものフィニッシュもある。 未だに5歳から6歳!のワインのような味がする。金字塔である! 最終試飲2002年8月 |
1987年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2008年まで |
パーカーポイント | 89点 |
パーカーコメント | これはワイン・オブ・ザ・ヴィンテージの当確候補のようだ。 最も完全で内向的な1987年であるのは確かで、少なくともあと10年の熟成能力はある。 ラベルに書いてある故フィリップ・ド・ロートシルト男爵の娘による琴線に触れる献辞だけでもほとんどワイン1本分の価値はある。 この年は男爵最後のヴィンテージだったから、多分40年から50年経つと一財産となるはずだ。 このヴィンテージで最も深みのある、最も光を通さないほど濃いワインの1つで、締め付けられている様だが将来有望なブーケは西洋杉やブラックカラントを思わせる。深みは驚くほどで、ボディはミディアムからフル。 フィニッシュには甘いタンニンも見られる。このヴィンテージの黙示だ。 より大喝采された1990年や1989年とも直接対決できるほどである。 最終試飲2001年3月 |
1988年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2030年まで |
パーカーポイント | 92点 |
パーカーコメント | このヴィンテージの最も大柄なメドックの1つである。 濃いガーネット/プラム色をした1988年ムートンは、アジアのスパイス、乾燥ハーブ、ミネラル、コーヒー、ブラックカラント、甘いオークを思わせる魅力的なアロマを持つ。 1989年によく似て、魅惑的なブーケだ。 風味は大きさを増し続けており、私が当初思ったより良好なワインとなっている。 口に含むと、1989年より硬い、より頑強な、より明白にタニックなワインなのだが、フルボディで、賞賛に値する葡萄の完熟感もある。 筋肉質で、スケールが大きい1988年で、あと15年から20年は持ちこたえる筈である。 私は幼児期のこのワインを明らかに過小評価していた。 真実を言ってよいなら、より名声の高い1990年や1989年より優れたワインなのだ。 最終試飲2002年3月 |
1989年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2017年まで |
パーカーポイント | 90点 |
パーカーコメント | 1989年のムートン・ロートシルトは優れたワインなのだが、2000年、1998年、1996年、1995年、1986年、1982年に生産されたムートンと比較したら決して心動かされるワインではない。 暗いルビー色をしているが、縁にはすでにピンク色や琥珀色が見え始めている。 ブーケは驚くほど成長しており、西洋杉、甘い黒系果実、鉛筆、程度の強い香ばしいオークの香りを呈している。 エレガントな、ミディアムボディの、つつましいワインだ。 見事なつくりで、スタイリッシュで、1985年に似ていなくもないが、結局は最も偉大なヴィンテージに期待される深遠な深みに欠けたものとなっているだろう。 秀逸から傑出というムートンで、十分な飲み頃に近い。 15年から20年は美味しく飲めるはずである。 最終試飲2001年3月 |
1990年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2020年まで |
パーカーポイント | 87点 |
パーカーコメント | 1990年は硬い、やせた、生硬な、タニックなスタイルのムートンで、 十分にタンニンの殻を脱ぎ捨てて完全な調和やバランスが見られるようになることはあり得まい。 深みのあるルビー色をしており、微妙な甘いオークや、ほのかな完熟したブラックカラントの果実味は感じられる。 やつれた、角のある、頑強なスタイルをしているが、これはこのシャトーの醸造法とも、このヴィンテージの個性とも違う特徴だ。 あと10年はセラーで寝かせる必要があるが、タンニンが姿を消してもバランスのとれたムートンになることを期待しないこと。 凝縮感に欠けているのだ。偉大なヴィンテージという事情からするとがっかりさせられるワインで、それはボルドーでディナーをご一緒した時に男爵夫人も認めていた。 最終試飲2002年8月 |
1991年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2009年まで |
パーカーポイント | 86点 |
パーカーコメント | 1991年は中くらいの暗さのルビー/紫色をしている。 末頼もしく複雑なノーズには、鉛筆、ローストした木の実、熟したカシスの古典的なポイヤックのアロマがある。 最初の豊かさは、恐ろしく高いタンニンと頑強で硬いフィニッシュで、すぐにかき消されてしまう。 このワインには面白く魅惑的な面があるが、タンニンのレベルが高すぎて、10年や15年も貯蔵すると、 すっかり枯れていそうだ。厳しくて果実味のないワインを称賛する読者の方がいたら、もっとよい点をつけるだろうが。 最終試飲1994年1月 |
1992年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2006年まで |
パーカーポイント | 88点 |
パーカーコメント | 1992年、ムートンは嬉しくなるような、柔らかくてふくよかなスタイルのワインをつくり上げた。 健康的な暗いルビーから紫色で、大きな華やかなノーズは、ジャムのようなカシスと燻したようなオーク、ローストしたハーブと木の実の香り。 ミディアムボディで、ワインは甘く、口の中に広がり、フィニッシュは豪勢でビロードのような舌触りだ。 これは見栄えのする派手なムートンで、あと10年から12年のうちに飲むべきである。 最終試飲1994年12月 |
1993年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2015年まで |
パーカーポイント | 90点 |
パーカーコメント | この見事につくられたワインは、このヴィンテージの掘り出し物と考えていいだろう。 暗い紫色を誇り、トーストとローストしたナッツやカシスの甘いブーケは、やっと開いてきたところだ。 口に含むと、1990年や1989年のようなヴィンテージほどのボディとボリュームはないかもしれないが、果実味の豊かさと、甘く熟したワインの純粋さ、それにミディアムボディの傑出したバランスがある。 この適度にタンニンのある、よく焦点の定まった、驚くほど豊かな1993年は、15年から20年も成長し続けそうだ。 このワインには2種類のラベルがあるのでご注意を。 元のラベルはバルティスによる、繊細だが少しもいやらしくない少女のヌードのポートレートだったのだが、アメリカではネオ・ピューリタンの反対によって使用されなかった。 結果として起こったのが、最初のラベルの思惑買い。 アメリカに輸入されたムートン・ロートシルトの「公式」ラベル、何も描かれない乳白色のラベルのものより何と50ドルも高い。 最終試飲1997年1月 |
1994年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2025年まで |
パーカーポイント | 90点 |
パーカーコメント | 1994年ムートンは濃厚な、縁いっぱいまで濃い紫色をしており、甘い黒系果実と渾然一体となった燻煙、トースト、スパイス、西洋杉を思わせる古典的なムートンのノーズがある。 ミディアムからフルボディで、傑出した凝縮感、層状になっている感じ、大量のタンニン、豊かな、凝縮感のある果実味も感じられる。 上質な1988年に似たワインだ。 最終試飲2002年3月 |
1995年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2030年まで |
パーカーポイント | 95点 |
パーカーコメント | この深遠なムートンは、より筋肉質な1996年より近づきやすい。 ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン72%、メルロー19%、カベルネ・フラン9%で、光を通さないほど濃い紫色をしており、ためらいがちなアロマはカシス、トリュフ、コーヒー、甘草、スパイスを思わせる。 口に含むと、卓越した濃厚さ、フルボディの性格、リッチな中間部、40秒強も持ちこたえる層状の、深遠なフィニッシュを伴う「偉大な代物」だ。 純粋さは傑出しており、タンニンも強いが、私の直感によると、より筋骨隆々でより大柄な1996年より酸が弱く、心持ち肉付きが良い。 最終試飲1997年11月 |
1996年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2030年まで |
パーカーポイント | 94点 |
パーカーコメント | シャトーのスタッフは、1996年のムートン・ロートシルトは1995年よりはるかに複雑だが、それより重々しくないと信じている。 私もこのワインは一級シャトーのワインとしては驚くほどの外向的な感じや複雑さが香りに見られるという意見に同感だ。 生き生きとした、華々しいブーケはローストしたコーヒー、カシス、スモーキーなオーク、醤油を思わせ、印象的なアロマはブラックカラント、フランボワーズ、コーヒー、新品の鞍革を思わせるのだ。 このフルボディの、葡萄の完熟感のある、リッチな、凝縮感のある、素晴らしくバランスの取れたワインは、逆説的なことに、香りは風味から思われるよりはるかに成長したワインであることを伺わせる。 最終試飲2002年3月 |
1997年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2020年まで |
パーカーポイント | 90点 |
パーカーコメント | 1997年ムートン・ロートシルトに利用されたのは収穫の55%のみである。 近年のムートンでは最も外向的で、成長したワインの1つで、このヴィンテージの魅力や肉付きの良さが十分に見られる。 ブレンド比率はカベルネ・ソーヴイニョン82%、メルロー13%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド2%で、濃いルビー/紫色をしており、目の開いたノーズは西洋杉、ブラックベリーリキュール、カシス、コーヒーを思わせる。 肉付きが良く、葡萄の完熟感があり、口の中がいっぱいになり、酸は弱く、タンニンはやわらかく、凝縮感や余韻の長さは称賛に値する。 このおいしいポイヤックは多分15年強は熟成するだろう。 このヴィンテージとしては印象的な作品である。 最終試飲2002年3月 |
1998年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2050年まで |
パーカーポイント | 96点 |
パーカーコメント | 1998年ムートンは100点満点の1986年以降で最も偉大なワインとして登場し、同年のワインをいくらか偲ばせるものとなっている。 1998年の多くのワインと同じく、目を見張るほど中身が詰まっている。 今では瓶詰めされているが、光を通さないほど濃い黒/紫色をしており、器量や、豊かさ、大きさが増している。 ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン86%、メルロー12%、カベルネ・フラン2%(生産量の57%が利用されている)。 極めて力強い、超絶的な凝縮感のあるワインで、ローストしたエスプレッソ、クレームドカシス、燻煙、新品の鞍革、黒鉛、甘草の趣きが感じられる。 口に含むと重々しく、凝縮感は畏怖の念を抱くほどだ。 口の中がカラカラになるほどのタンニンがあり、口の中がいっぱいになる様な風味の特徴は相当に強く離れない。 これまた50年物のムートンで、忍耐が必要となる筈だ。 少なくとも10年は飲み頃に近づかない筈である。 ただし、1995年や1990年、1986年と肩を並べられるワインである! 最終試飲2002年8月 |
1999年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2030年まで |
パーカーポイント | 93点 |
パーカーコメント | ムートンの1999年(カベルネ・ソーヴィニョン78%、メルロー18%、カベルネ・フラン4%)は、全生産量の60%で造られている。 見事な1999年ムートンは、1985年や1962年の再来かもしれない。 縁いっぱいまで濃いルビー/紫色をしており、豪奢なアロマは西洋杉、クレームドカシス、木の燻煙、コーヒー、乾燥ハーブを思わせる。 外向的で、みずみずしく、フルボディ。 すでに複雑で、汁気が多く、肉付きが良く、余韻が長い。 フィニッシュのタンニンからすると1年から2年でもっとニュアンスが姿を現す筈である。 複雑な、古典的なムートンだ。 最終試飲2002年3月 |
2000年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2012年から2050年 |
パーカーポイント | 97点 |
パーカーコメント | 巨獣ビヒモスのような、巨人のような2000年ムートン・ロートシルト(カベルネ・ソーヴィニョン86%、メルロー14%)は、縁いっぱいまで濃い紫色と、インク、カシス、甘草、湿った土、甘いオークのアロマを誇っている。 また、カシスを思わせる風味の特徴はほのかなトリュフも感じられる。 1986年、1982年以降だはまぎれもなく最も偉大なムートンである。 壮厳な作品で、間違いなく閉じるはずだが、格別に長寿なものとなるだろう。 最終試飲2003年1月 |
2001年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2013年から2025年+ |
パーカーポイント | 89点 |
パーカーコメント | 光を通さないほどの濃い紫色をした、がっちりした2001年のムートン・ロートシルトに、この一級シャトーが往々にして実現してきたフィネスや器量はない。 隠そうとしても隠しきれないカシスのノーズがあり、画一的な、ミディアムからフルボディのスタイルをしており、フィニッシュには比較的強い、生硬なタンニンも感じられる(樽から試飲した時にも気になった特徴である)。 このヴィンテージにしては辛口の、角のある、内向的な作品で、少なくとも10年は忘れるべきである。 果実味が広がり、甘くなり続けることを期待しよう、しかしあてにはできない。 |
2002年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2015年から~2040年以降 |
パーカーポイント | 94〜96点 |
パーカーコメント | これまたワイン・オブ・ザ・ヴィンテージの候補である、2002年のムートン・ロートシルトは2万ケースしかない(2000年は2万5,000ケース)。 31hl/haという低収量でつくられており、ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン78%、メルロー12%、カベルネ・フラン9%、プティ・ヴェルド1%。 色は2002年のカベルネ・ベースのメドックとしては最も縁いっぱいまで光を通さないほど濃いものかもしれない。 幅のある風味をしており、隠そうとしても隠しきれないクレーム・ド・カシスに、燻煙やココア、なめし革、甘草が混ざり合ったものを思わせる。 いまだに耐えがたいほどタニックだが、想像を絶するほど濃厚で、力強く、豊かである。このフルボディの、怪物サイズのムートンのフェノール類の値はほとんどメーターが振り切れてしまうほどの高さだ。 ただし、たいていのムートンがどのように成長していったかを考えると、これも瓶詰め後は閉じこもり、再び舞台に上がってくるまでには、もしかしたら最低でも10年~15年は必要となるのではないかと思われる。 まぎれもなく長期間セラーで寝かせる必要のあるヴァン・ド・ガルドだ。 |
2003年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2012年から2035年 |
パーカーポイント | 95〜98点 |
パーカーコメント | 28hl/haという低収量でつくられたこの深遠なワインの、ブレンド比率はカベルネ・ソーヴィニョン76%、メルロー14%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド2%。 仕上がりのpHは3.8、アルコール度は12.9%(この点ではラフィット・ロートシルトとほとんど同等)、総酸度は3.5である。 (ほかの一級シャトーよりはるかに高い)。 2003年はスタイルの点ではムートンの1982年に似ているが、同じ時期のムートンよりやわらかいし、より融通のきいたものになっている。 カベルネ・ソーヴィニョンの収穫が始まったのは1982年、1947年双方と同じ日だった・・・興味深い一致である。 縁まで黒/紫色をしており、ゴージャスなノーズはエスプレッソのローストと混じり合った、古典的なムートンらしいクレーム・ド・カシス・リキュールのような趣を思わせる。 この力強い、とろりとした風味は滝のように口蓋を流れていき、途方もない強烈さやタンニンを感じさせる。 この並はずれて素質のある2003年は、いまだに落ち着こうとしている最中だが、まぎれもなくこのヴィンテージで最も偉大な作品の1つである。 私の直感が正しければ、1982年以降で最もブドウの完熟感のある、最も華々しいムートン・ロートシルトである。 |
2004年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2015年から2045年 |
パーカーポイント | 91〜93点 |
パーカーコメント | 濃い紫色がかったルビー色で、フレッシュで、いきいきとした2004年のムートン・ロートシルトは新しい鞍の革、トリュフ、カシス、鉄、酸味、ほのかな渋みを感じる。 ミディアムボディで、まるで流線型を描くように控えめな個性を持っている。 リッチで、純粋なこのクラレットは高貴なタンニンを放つまでには、あと10年の熟成を待たなければならない。 |
2005年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2015年から2060年 |
パーカーポイント | 96点 |
パーカーコメント | この素晴しいムートン2005年は、カベルネ・ソーヴィニヨン85%、メルロー14%、残りはカベルネ・フランが少し。 1986年や1982年ほど良いとは言えないが、2005年は鮮やかで、クラシックなインキ/青紫色をしており、クレーム・ド・カシス、リコリス、甘いオークの香りが伴っている。 フルボディで力強く、並外れて純粋で、美しい酸味とタンニンが基礎をなしている。 綺麗に熟成をむかえるのは2015年から2020年で、その後40年は楽しめる。 |
2006年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2020年から2060年+ |
パーカーポイント | 98点 |
パーカーコメント | クレーム・ド・カシス、花、ブルーベリー、ほのかなオーク香など、クラシックなムートンの香りが漂う。 フルボディでパワフルな2006年は、このヴィンテージの4、5本のトップワインのひとつである。 息の最も長いワインになりそうである。実に深みのあるムートンであり、さらなるニュアンスが出てくるまでにはあと15年以上は寝かしておく必要があるだろう。 凝縮感があり、素晴しいポテンシャルを誇るワインである。 |
2007年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 2010年から2025年 |
パーカーポイント | 92点 |
パーカーコメント | 2007年のムートン・ロートシルトはカベルネ・ソーヴィニョン81%、メルロー19%のブレンド比率で生産されました。 深い紫色をしたこのワインはクレーム・ド・カシス、ほのかなオーク、花の甘い香りをあらわしています。 ミディアムからフルボディの仕上がりで、口中で広がる味わいと甘いタンニンはまさにエレガントと表現されるべきものでしょう。 今後15年以上にわたり熟成することでしょう。 |
2008年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
2009年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
2010年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
<
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
2011年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
2012年

ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
2013年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
2014年
ぶどう品種 :
アルコール度数:
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
飲み頃 | 年まで |
パーカーポイント | 点 |
パーカーコメント |
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